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■足裏刺激健康法の由来  

この健康法の由来を示す資料が世界各地に残っています。

○エジプト   

今から約四千三百年前の遺跡の墳墓の壁画に、足をもんでいるところと手をもんでいるところの壁画が残されています。この壁画には象形文字が記されており、解読すると 「痛くしないでくれ」 「あとで私に感謝しますよ」 とあります。つまり、施術中は痛かったとしても、終わった後はすっきりして私に感謝するでしょうという意味あいだと思われます。昔も今と変わらないということが言えると思います。

○インド

ヨガの資料で、足の裏に様々な文様が印されているものが残されています。インドは仏教の発祥の地でも ありますが、足の裏にいろいろな文様が刻まれた仏足石がのこされていて足と体のつながりが考えられていたことを示しています。日本では奈良の薬師寺の薬師如来の足の裏に仏足石と同じ文様が刻まれています。

○中国

中国には『黄帝内経』という古典医学書があります。その中に「観趾法」という足に関する治療法の記載がされていると言われていますが、未確認とされています。本自体は二千年前のものですが、黄帝の時代は五千年前ですので、古くからの言い伝えはあるようです。 以上のように中国・インド・エジプトという古代三大文明の発祥の地に資料が残っているということは、私たちの祖先が大昔から自然に足をもんでいたことを意味しているのではないでしょうか。

■現在の足裏刺激健康法

1917年 アメリカのウイリアム・ヘンリー・ホープ・フィッツジェラルド博士の「ゾーンセラピー」の発表。博士は、手術中に患者が痛みをやわらげるためにイスの角に手を押し付けて痛みに耐えている姿を見て、麻酔効果としてこれを利用できないかと思いつきました。それを実践しめざましい効果をあげたのがアメリカのユナイス・イングハム女史であり、「足は語る」(1938)を発表し、足の反射療法(リフレクソロジー)の実技と理論の基礎をつくりました。このリフレクソロジーはヨーロッパまで評判になり、多くの人がユナイス・イングハムの学校で学び、ヨーロッパにも伝えました。ドイツのハンネ・マイカールトやスイスのへディ・マザレフが著名です。1977年に台湾でこの健康法を伝え始めたのがスイスのジョゼフ・オイグスター神父です。これが、台湾中に広まりブームを起こしました。

■反射区について

足は体全体の写しになっており、各器官とつながっているツボのような「反射区」というものがあります。反射区とは末梢神経の集中点です。末梢神経は脳と脊髄という中枢神経から枝分かれして、からだの末端にいく神経です。この末梢神経が集中している部分はある程度の面積(ゾーン)があります。この点がはりや灸のツボと違うところです。ツボは一点だけでそこを外れると効果がありませんが、反射区はある程度の面積がありますので、刺激しやすく効果もあります。

 反射とは無意識に行われる反応のことです。足の反射区を刺激すると、その刺激した反射区に対応する臓器や器官に反射的に無意識に刺激が伝わります。足には体全体の末梢神経の末端がきているため、足全体を刺激することは体全体を刺激することになり、その結果、全身に効果があるのです。

■リフレクソロジーの効果

○血行促進(足は第二の心臓)

心臓から押し出された血液は、体をめぐって全身の細胞に必要な栄養と酸素を与え、不必要な老廃物と炭酸ガスを吸収し、再び心臓へ戻ります。血液が心臓へ戻るために全身の筋肉の動きがそのポンプ役として活躍します。心臓から下にある静脈は特に引力に逆らって心臓に戻らなければなりません。そのために静脈には逆流防止の静脈弁があることに加え、筋肉が動くことによって血液は心臓に戻っていきます。この筋肉の働きを第二の心臓と言っています。中でもふくらはぎの筋肉の働きは第二の心臓の代表です。ふくらはぎの筋肉が硬くなると血液循環が悪くなり、疲れやすく、慢性疲労が残り、熟睡ができず、足のひきつりも起きやすくなります。歩く機会の減った現代人は、この足のポンプの力が弱まり、血液循環が悪くなっています。足が弱くなると体も衰え、老化も急速に進行します。そこで、第二の心臓である足を刺激することにより、血行を確実に促進させていきます。

○新陳代謝を高める

人の体は60兆個の細胞でできているといわれます。これらの細胞の一つ一つが元気であれば体も元気なわけです。その細胞の元気さは、血液の循環により栄養と酸素が運ばれ、不必要になった老廃物と炭酸ガスが取り去られることにより保たれます。老廃物は尿素や窒素、乳酸など様々ですが、これらは、腎臓でろ過され尿として排泄されます。血液の循環がいいということは、全身の細胞に必要なものが運ばれ、不必要なものが排泄され体外にでていく循環が、順調に行われていることを示しています。足を刺激することにより、体に残っている不要な老廃物を体から速やかに排泄し、新陳代謝を高めます。

○各器官の活性化

調子のあまりよくない器官の反射区を押すと、その部分に張りがあり、他の個所に比べ痛みを強く感じます。そのような部分を刺激しほぐすことで、対応する器官が活性化していきます。自覚症状の前に、足へ反応が出るため、体に異常が出る前に負担がかかっているところを察知可能なため、予防にもつながります。

○自然治癒力の維持・向上

我々は、怪我や病気をしても安静にしていれば自然に回復する「自然治癒力」を生まれながらにもっています。手足を揉むことで「自然治癒力」を最大限に引き出せる状態に近づけ、自らの体調を整え症状を回復させていきます。また、「自然治癒力」により回復させていくため、副作用の心配もありません。

医者に行くほどでもないが何となく疲れぎみで元気がない、または現代医学では改善が難しい等の症状も含め、あらゆる症状に効果を発揮する可能性を秘めています。

★参考文献:

ドクターフットアカデミーテキスト

折田式足もみ健康法(しょういん)

 

 
 

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